DSum関数
テーブルやクエリのあるフィールドに対する合計値を返します。合計の対象となるレコードの抽出条件を指定することも可能。
【書式】
DSum(フィールド名,テーブル名,[抽出条件])
Sub DSum_1() MsgBox DSum("年齢", "T_会員名簿") MsgBox DSum("年齢", "T_会員名簿", "年齢>=30") End Sub
DCount関数
テーブルやクエリのレコード数を返します。合計の対象となるレコードの抽出条件を指定することも可能。
【書式】
DCount(フィールド名,テーブル名,[抽出条件])
Sub DCount_1() MsgBox DCount("年齢", "T_会員名簿") '対象データは年齢がNULLを除きます。 MsgBox DCount("*", "T_会員名簿") '全レコード数 MsgBox DCount("年齢", "T_会員名簿", "年齢>=30") '対象データは年齢が30以上のレコード End Sub
DLookup関数
テーブルやクエリからレコードを検索し指定したフィールドを返します。
【書式】
DLookup(フィールド名,テーブル名,[抽出条件])
Sub DLookup_1()
MsgBox DLookup("会員名", "T_会員名簿")
MsgBox DLookup("会員名", "T_会員名簿", "会員番号 = 30")
MsgBox DLookup("会員名", "T_会員名簿", "会員番号 = 30 AND 年齢=25")
MsgBox Nz(DLookup("会員名", "T_会員名簿", "会員番号 = 100"), "対象データなし")
'※NZ関数は変換関数で説明します。
'※ここでは対象データが存在しない場合は"対象データなし"と表示します。
'※NZ関数を使用しない場合はエラーが発生します。
End Sub
対象データによって下記のような状況になります。
①対象データが1件の場合:対象データの会員名を返します。
②対象データが複数件の場合:1件目の会員名を返します。
③対象データが存在しない場合:エラーが発生します。
サンプルではNZ関数でエラーを回避しています。
DMax関数/DMin関数
DMaxはテーブルやクエリの指定したフィールドの最大値、DMinは最小値を表示します。
【書式】
DMax(フィール名,テーブル名,[抽出条件])
DMin(フィール名,テーブル名,[抽出条件])
Sub DMax_DMin() MsgBox DMax("年齢", "T_会員名簿") MsgBox DMin("年齢", "T_会員名簿","年齢>=30") End Sub
DFirst関数/DLast関数
DFirstは対象データの先頭レコードを、DLastは対象データの最後のレコードを返します。
【書式】
DFirst(フィール名,テーブル名,[抽出条件])
DLast(フィール名,テーブル名,[抽出条件])
Sub DFirst_DLast() MsgBox DFirst("年齢", "T_会員名簿") MsgBox DLast("年齢", "T_会員名簿","年齢>=30") End Sub
次は変換関数【Access/Excel】です。
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