Accessではデータベースを取り扱うためにモジュール以外では下記オブジェクトを取り扱います。下記オブジェクトを利用します。概要をここで説明します。
- クエリ
- フォーム
- レポート
- マクロ
テーブル
テーブルとは、データを保存するためのデータベースオブジェクトです。テーブルはデータを入力する項目であるフィールドと入力されたデータ1件分にあたるレコードで構成されています。
フィールドはフィールド名やデータ型(テキスト型や数値型等)の設定が必須となります。
クエリ
クエリとは、データベースに格納されたデータを操作するためのデータベースオブジェクトです。クエリは下表の種類があります。
クエリの種類 | 内容 |
---|---|
選択クエリ | テーブル等からデータを抽出・並び替え・集計を行う。 |
アクションクエリ | テーブル等のデータを更新・削除する。 |
SQLクエリ | ユニオンクエリ・パススルークエリ等 |
その他クエリ | クロス集計クエリ等 |
フォーム
フォームとはデータの入力・参照などを効率よく行うためのインターフェイスを提供するデータベースオブジェクトです。フォームはテキストボックスやコンボボックス・ボタン等のコントロールを配置します。
レポート
レポートとはデータの印刷・プレビュー用のデータベースオブジェクトです。コントロールを配置しデザインします。
マクロ
マクロとは、アプリケーションの操作を登録し、自動処理させるデータベースオブジェクトです。あらかじめ用意されたリストの中からアクションを選択し作成します。アクションを組み合わせることで、簡単なプログラム処理を行うことができます。マクロについてはプロシージャで実行可能なためVBAを習得することで不要な機能となります。ただし、下記2つの特殊なマクロは必須で覚えておいて損がないマクロです。
マクロ名 | 機能 |
---|---|
AutoExec | データベースを開いたときに一度だけ実行あれるマクロです。名前は「AutoExec」固定です。 使用例: ①フォームを開く前にデータを更新する。 ②起動時にデータ更新を行い、データベースを終了するバッチ処理。 |
AutoKeys | 特定のキーを押下した時にマクロを実行させることができます。名前は「AutoKeys」固定です。 マクロ名に特定のキーを指定します。 |
AccessのマクロにはExcelのように操作を記録する機能はありません。
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