【Access】メニュー画面を作成する

簡単台帳作成

2022.10.062022.09.25

ここでは簡単なメニュー画面を作成します。
一部VBAを使用し、パソコン台帳を表示する機能とAccessを終了する機能を追加します。
※下記記事のAccessファイルを使用します。

目次

フォームの新規作成
ボタンを配置する
ボタンクリック時の機能を追加
フォームに表示される不要な部品を非表示にする
【完成】フォームの確認

フォームの新規作成

空白のフォームを作成します。

フォームの新規作成1 — 「空白のフォーム」をクリックしフォームを作成します。

フォームの新規作成2 — 新しいフォームができました。

ボタンを配置する

ボタンを作成します。
デフォルトでコントロール作成時にウィザードが表示されるため、ここではあらかじめオフ設定します。

ボタンを配置する1 — 「コントロールウィザードの使用」をクリックしウィザードをオフにします。

ボタンを配置する2 — メニューから「ボタン」を選択し、フォームをクリックすることでボタンが配置されます。ここでは２つ作成します。

ボタンを配置する3 — 作成したボタンを右クリック→プロパティを選択。プロパティシートの「名前」にそれぞれ「cmd台帳」[cmdQuit]を設定します。「名前」はVBA等で使用します。
※名前はなんでもいいですが分かりやすい名称を付けます。

ボタンを配置する4 — プロパティシートの「標題」にそろぞれ「パソコン台帳」「終了」を設定します。「標題」はボタンの名称になります。

ボタンクリック時の機能を追加

「パソコン台帳」ボタンをクリックするとパソコン台帳フォームを表示し、「終了」ボタンをクリックするとAccessを終了する機能を追加します。

ボタンクリック時の機能を追加1 — 左上のボタンか右下のボタンで「デザインモード」を表示します。

「パソコン台帳」ボタンのプロパティで「イベント」→「クリック時」で「イベントプロシージャ」を選択し「・・・」ボタンをクリックします。

ボタンクリック時の機能を追加2 — エディタが表示され、下記コードが自動追加されます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
Private Sub cmd台帳Click()

End Sub

ボタンクリック時の機能を追加3 — 下記プロシージャを記入します。意味は、「『F_パソコン台帳』をデータシートビューモードで開く」です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
DoCmd.OpenForm “F_パソコン台帳”, acFormDS
※先頭の空白は「TAB」キー

ボタンクリック時の機能を追加4 — 画面をフォーム画面に切り替えて「パソコン台帳」ボタンと同様に「終了」ボタンのプロパティで「イベント」→「クリック時」で「イベントプロシージャ」を選択し「・・・」ボタンをクリックし、下記プロシージャを記入します。意味はAccess終了です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
DoCmd.Quit
※先頭の空白は「TAB」キー

フォームに表示される不要な部品を非表示にする

フォームにはあらかじめ便利な機能が付いています。ただ、今回作成するメニュー画面は単純なため不要な機能を非表示にすることで見た目をすっきりします。

フォームに表示される不要な部品を非表示にする1 — フォームのプロパティから「レコードセレクタ：いいえ」「移動ボタン：いいえ」「スクロールバー：いいえ」を設定します。

フォームに表示される不要な部品を非表示にする2 — フォームを終了しフォーム名を「F_メニュー」として保存しました。

【完成】フォームの確認

メニュー画面が完成しました。ボタンが機能するか確認します。

【完成】フォームの確認1 — ナビゲーションから「F_メニュー」をダブルクリックし画面を表示し確認します。

【完成】フォームの確認2 — 「パソコン台帳」ボタンをクリックするとパソコン台帳フォームが起動し、「終了」ボタンをクリックするとAccessが終了します。

※次はオプションを設定しAccessをシステムっぽくします。

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